どこに住んでも満足できないのはなぜか
日本からはるばるバンクーバーへやってきて早5年、最近はもうこの辺りに住むのにマジで飽きてきてどこかに引っ越したい欲が年々増加しているのを感じる。
ここはアウトドア好きならまだしも、自分みたいなクソ引きこもり野郎には中々辛いものがある。
今までもそうだけど、一つの街に暮らすとだいたい3年くらいでかなり飽きてくる。
そうなったときに求めるのは、今その街にない特徴。
バンクーバーで言えば、今この時期の10月終わりから4月くらいまではずっと雨ばかりで天気のいいところに住みたいなあと毎年思わされる。あまりに毎日雨で精神がかなりやられる勢い。メンタルヘルスをぶっ壊す気候なのは間違いない。
なのでいま住みたいのは、とりあえず天気が年中良いところ。別に寒くてもいいけど1年の半分が雨ばかりとかはもうここで十分。
天気を抜きにしたらこの街は「住む」ことに関して言えばかなり良い。家賃やらプリスクールやらガソリンやらがバカみたいに高いのは無視すると、街自体はコンパクトでクリーン。
それに加えて海も山もあって景観は素晴らしい。でもほかには大して何もない。まあそれがいいっちゃいいんだけど、アウトドア以外の娯楽がかなり少ないのは残念。
住みやすい街ランキング世界版にバンクーバーは毎年Top 10入りをしているけど、年々順位が下がってきているからもう少し頑張ってもらいたい。
英語が第一言語だったらよかったとは、もう思わなくなった
あれはそう、まだぼくがaとtheの使い分けすらもちゃんと理解しておらず、ヒーコラいって、しこしこと英語を勉強していたときにおもったこと。
英語が自分の第一言語だったら、どれだけよかっただろうか。
おそらくこれは真面目に英語を学んだことがある人だったら、一度ならず二度三度と考えたことがあるはず。
しょせん日本語というのは日本とハワイくらいでしか使われておらず、話者も1億数千万人程度のマイナー言語。
それにこれから日本の人口はどんどん減っていって、その数がさらに下がっていくのは、次のiPhoneの名称がiPhone 12だと予想できるくらい簡単に想像できる。
うーーむ、これは言語ガチャに思いっきりハズレてしまいました。できることならリセマラしたいです。
とか、おもっていたこともあるけど、それはもうとっくに過去の話。
というのも、ある程度英語が不自由なく使える程度になってからわかったことだけど、英語はあらゆる言語の中でも非常に簡単な部類に入るのは、間違いないと感じたから。
ためしに、Duolingoとかで適当な言語を勉強してみると、英語がいかに楽か本当にわかると思う。
ここ数週間は若干サボり気味ではあるものの最近スペイン語を勉強していて、スペイン語は動詞の活用がマジでめんどくさい。
名詞に性別はあるわ、1つの動詞で6パターンの活用はあるわで、覚えることが多くてやっとられん、といった感じ。
一方英語は発音だとか文法だとかで多少なりともめんどくさいことものの、基本的に定形的な文だとかは決まっているし、フレーズのバリエーションは特定のエリアにおいてはそこまであるわけでもない。
これは自分の観測範囲内だけの話なので、そんなことないわボケ、といった声は、全力で無視します。実際5年英語圏に住んで働いているぼくの主観的な一次情報なので、あしからず。
それに今どきは英語はネイティブスピーカーよりも第二言語として話す人のほうが圧倒的に多いので、別にネイティブなんかじゃなくても気持ち的には非常に楽。
むしろ英語しかロクにわからない人に出会ったら
いやいや、英語なんか今はみんな話してますけど。は、お前ほかに話せる言葉ないの?よっわ。ワラ
くらい態度をデカくしてもいいとおもいます。でもその後どうなってもこちらは責任はとれないので、ご注意。
それに日本語がわからなかったら、クレヨンしんちゃんの面白さも、宇多田ヒカルの歌詞の美しさも、宮沢賢治の詩の素晴らしさも理解出来なかったとおもうと、あーーよかったと安心する。
つまり、みなさん言語ガチャはSSレアくらいのものを引き当ててこの世に生まれてきたので、もっと喜びましょう。
初対面で必ず聞かれる質問
みなさんには、はじめて出会った人に聞く、もしくは聞かれる質問というのはあるだろうか。
「出身はどちらですか」
「趣味はなんですか」
「仕事はなにをしているんですか」
ほかにもいくつか候補はあるはずだけど、まあおおよそこのあたりが無難だろう。
たいして面白くもなんともない、なんともゴミみたいな質問である。なのでぼくはこういったことは聞かない。
それで、ぼくが間違いなく最初に聞かれるのは
「学生さんですか」
コレです。
今年に入ってから初対面の人に聞かれるはじめの質問は全てコレ。今のところ例外はナシ。100%をキープ中。
これはつまり、自分がいかに学生にみえるかということを物語っている。ザ・学生顔らしい。
知り合ってすぐに始まる 「Hi, Nice to meet you. How's it going? 」のラリーを終えるやいなや即座に聞かれるので、いつでも「No I'm not a student. I work」と答えられるように心の準備は常にしている。
それか次回以降こっちから「Hi, nice to see you. I'm not a student, for your information」とか、先手必勝で、言ってやろうかとすらおもう。
なのでもしこれが学生だという学生顔のリファレンスが必要な場合は、ぼくのはてなのプロフィール写真を参考にしていただいて構いません。利用代金として、一回の使用につき69.99ドルをスイス銀行の口座に送金していただきますが。もしくはビットコインでも構いません。
それにしても、若くみられるってうれしいものですね。
実際ぼくは、そこそこ若いんだけども。
気持ちはこれからもフォーエバー・ヤングでいきたいとおもいます。
iPhoneの1ページ目のホーム画面がデフォルト設定のままの人
あれ、どうしてそのままになっているのか本当に不思議でたまらないけど、わかってくれる人いますかね。
電車とか街中とかで結構な頻度で見かけるんですが、アプリを並び替えできるということを知らないのか、あのデフォルトアプリたちが彼らの一軍アプリなのか、それともそのアプリは一切使っていないにもかかわらずただ放置しているのか、かなり疑問。
人それぞれ好みの設定があるのはいいとして、なにかしらアプリを起動するときにロック解除後、毎回左に「スィッーーー」ってスワイプしてから始める一連の動作は、完全に無駄だとしか思えない。
もはや何かの修行をしているとしか考えられません。自分からしたら相当なツワモノ。
あえて、耐え難きを耐え、忍び難きを忍びたいのならいいんだけども、今宵ぜひアプリの並び替えをできるということをシェアしたい。
なので、iPhoneアプリはアイコンを長押ししたらアイコンがプルプルと震えだして、そこからドラッグして自由に並び替えができるよということをぜひとも知っていただきたい。
みなさんのiPhoneのホーム画面にあるアプリがデフォルトで入っているAppleのアプリばかりだったら、ぜひアイコンをプルプルさせて並び替えしてほしい。
隣の席のInstagram中毒者
先日とあるミュージシャンのライブに行って、ライブとは別にものすごいものをみてしまったので、今宵それを全世界の皆さんとシェアさせていただきます。
以前にも書いたように普段は家から一切でない引きこもりですけれども、今回はそれこそまっとうなノースアメリカツアーで、このカナダの田舎町・バンクーバーにそのミュージシャンがやってくるというので、えっちらほっちらと重い足を引きずって、寒い中いってきました。
ここぞというときにはお金を使う性分なので、それなりに前の方の11列目の真ん中左寄りの席を、Spotify Presaleの開始直後に即購入。喜んで$77をお支払い完了。
前回そのミュージシャンがバンクーバーに来たのは2017年の4月。おおよそ2年半ぶりで楽しみにしていたわけです。
それで当日。
オープニングアクトは「まぁまぁかな」ていう感じで第二のChase Atlanticにはなれなかったけど、それが目当てではないので特になんとも思わず。
この時点ですでに22時をまわっていて「遅すぎだろオープニングアクトカットしろ」と多少思っていたものの、それでもまだ楽しみな気持ちは健在。
それでいよいよステージも暗転して、ヘッドライナーがやってきた。
新作アルバムを引っさげてのツアー。
イントロの開始とともに会場に響き渡る大歓声。
当然のことながら1曲目はアルバムの1曲目。
「ついにきた」
その瞬間、隣の席のアジア系女性の観客がいきなりスマホで動画を撮影し始めた。
え、1曲目から?????
は、早すぎる。
いくらなんでも初っ端から撮影するかと。
普通こういうのはある程度落ち着いてきてから「あ、記念にいくつか動画撮っておこ」となるものじゃないのか。
まぁいい。それだけ好きで興奮しているんだろう。
そう思った次の瞬間、画面になにか文字列をタイプし始めた。
OMG!!!
@banks
なんということだ
ライブ開始3秒後に取り始めた動画を、すぐその場でInstagramのストーリーにポストしている。
僕は信じられなかった。
これが今のライブの楽しみ方なのか。
何でもかんでも、すぐにInstagramに投稿
あれも投稿これも投稿
Instagramにぽいぽいぽい
ストーリーにぽいぽいぽい
狂っている
なによりも僕がひどく衝撃を受けたのは、その観客が打ち込んでいた、恐らくそのミュージシャンのidであろう@メンションが、全くの別人であるという点だ。
僕が行ったライブとは、アメリカのBanksというミュージシャン。
そして彼女のSNSのidはInstagramもTwitterもFacebookも全て hernameisbanks
これはファンなら当然知っていること。
なのに僕の隣のイカれた客がタイプしたメンションは@banks
なんなんだこいつは
はたしてそいつが本当にBanksのファンなのかどうか、もはやわからなくなってしまった。
こいつはただ自分がライブに来ているということを、Instagramにポストしたいだけなんじゃないか?
ライブを観に来たのではなくて、「ライブに来るということ」、そのものをしに来ただけではないのか?
そもそもこいつはInstagramがなくてもライブに来ていたのか?
そんなことを、1曲目の開始20 ~ 30秒ほどで考えてしまった
ちなみのそのidの持ち主はアメリカのなんかよくわからんYouTuberらしい。
海外のライブは基本的に撮影がOKなので、写真や動画を撮っている人はかなりいる。
かくいう自分もそのライブで少しは撮影もした。
しかし後になってそれらを見返すことなんてそこまでしないし、みたところで会場の雰囲気だとか実際の興奮とかは一切蘇ってはこない。
となると、結論としてはそんなにたくさん撮影しても意味がないということ。
まぁ、それをInstagram等のSNSにぽいぽいシェアしたくてそれが唯一の目的というならばご自由にどうぞ、という気持ちです。
それまでは僕もライブの終了後に撮影した写真や動画をInstagramに投稿していたけど、その客を見てなんだか恥ずかしい気持ちになったので投稿するのはやめました。
今後一切やらないと思う。
なのでみなさん、日本では撮影はできないと思うけど、ライブはライブで楽しみましょう。