外国人へのあいさつはHelloだけでいい
先週から一週間ほどバケーションでメキシコに行ってきて、旅行中にこれはいかんと思ったことがあったのでつらつらと書く。
なお、あまりに楽しみすぎて最終日にカゼをひいて帰宅したため現在頭がぼーっとしている。ツライ。
行った先はメキシコ最大のリゾート地カンクン。日本では新婚旅行先としてよく選ばれるらしいけど、時期もあるのかあまり日本人はみかけなかった。
そんで本題。
ビーチにばかりにいても黒焦げに焼き上がるだけなので、カンクンのダウンタウンの方にある商店街に土産物を物色しにいったときに、それは聞こえてきた
「ニーハオ」
うーーむ、これはどうしたものか。
この商店街のメキシカンたちはぼくらのことを金を持ったチャイニーズ・ツーリストと思っているのか、親しみを込めてそれを言ったのかはわからない。
にしてもニーハオと言うのは良くない。
なぜか。
単純に、ぼくらが中国人であるかどうか相手からはわからないからだ。
仮にぼくがアジア系のアメリカ人・カナダ人だったらどうか。
アジア系なんてごまんといる。もしくはその他の国の出身だったらどうか。
ただ見た目が東アジア人だからといって中国人・もしくは中国語話者だと決めつけるのはステレオタイプ以外の何物でもない。
白人全員がアメリカ人ではないように、アジア人だからといって特定の国の市民であると決めつけてかかると、場合によってはヤバい状況になることもあるのでこういったことは言わないのがベター。
では代わりにどうするのが最適解かといえば、メキシコにいるのだから Hola (オラー)、もしくはHelloだけでよい。
カンクンに日本人観光客が多くやってくるということを知っているのか、実際には「ニーハオ」よりも「こんにちは」と言われたケースのほうが多かった。
どっちにしても外国人をカモろうとしている感が伝わってきたから、そういったあいさつをしてきた店ではなにも買い物はしなかったけれど。
メキシコに行く前に少しスペイン語を勉強したので
「No somos chinos, you're rude」
と、you're rudeをスペイン語でなんて言うのかわからないから英語を混ぜたスパングリッシュを大声で言うところだったけど、チキンなぼくはそれは言わずに黙って冷たい視線だけを送って事なきをえた。
見た目でどの国の人間かをジャッジするのはやめよう、というおはなし。おわり。